タクミです、今回は「ポケカ・遊戯王のトレカ転売副業で月100万稼いで得た教訓」と題して実体験の話をします。
ポケモンカード（通称ポケカ）を中心にトレーディングカード全般が高騰し、「転売」「せどり」「投資」、さまざまな表現でお金に関する話題が加熱してもう久しいですね。
タクミ2024年4月現在ポケカの価格は落ち着きワンピースカードが盛り上がっているようですが、ブームを作ったのはポケカと遊戯王で間違いないです
当時、普段は転売やトレカに興味すらなさそうな主婦の方やサラリーマンもポケカを買っている姿や、カードの価格について話をしているのを見聞きしたこともありました。
実際ポケカの場合は新品で商品を購入しフリマに投げるだけで利益が出た時期もありますので、お小遣い稼ぎにやっていた方も多いでしょう。
しかしそうなると「やればやるほど稼げるのか？」「利益100万円も目指せるのか？」など興味が広がっていきませんか？
結論から言えば「個人のトレカ転売で利益100万円は可能」です。事実私が達成していますし、むしろ「転売商材としてはかなり楽」に売上を作れると確信もしました。
今回はその手法もお伝えするのですが、本題はトレカ転売は自分にあわなかった＆思い描いたほど楽しくもなかった話になります。
トレカ転売・せどりに興味がある方、もっと売上を上げたい方、トレカ転売に疑問をもっている方など含め参考にしていただける内容かと思いますので、ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。
※せどりと転売は意味が若干違いますが、文字で表現すると紛らわしいので便宜上この後は「転売」で統一して表現しています。
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ポケカ・トレカ転売が儲かる根拠
私の実体験の話云々抜きに、トレカ業界が儲かっているというのは客観的に見ても紛れもない事実です。
もちろん流行り廃りがありますし、浮き沈みもありますが、市場が拡大しているのはハッキリとした事実。
あと一応補足しておきますが、今回ポケカを代表にして題しているものの、先述した通り今現在はポケカは落ち着きをみせトレンドはワンピースカードに移行。なので「トレカ全般」での話題として解釈ください。
※歴史やトレンドは繰り返し変化していくので、ポケカや遊戯王が再高騰したりも今後十分にあり得ますが、その話は割愛。
また儲かる根拠として、トレカ全般でみた時に今なおカードショップは増え続けていますし、個人での売買もSNSやフリマでも盛んですよね。儲からなければこの状態にはなりません。
「ショップと個人転売は違うだろう」と言う意見もあるでしょうが、本質は同じ。
タクミ「安く商品を仕入れて高く売る」これだけです
ショップと個人転売の大きな差
ショップと個人転売の違いは、仕入れと販売のルートの太さです。
| 目的 | ショップ | 個人 |
|---|---|---|
| 仕入れ | 顧客から買取 販売価格の5～8割程度 | フリマやショップから購入 掘り出し物を探すのが大変 |
| 販路 | ショップや公式ネットで販売 手数料やコストを抑えられる 固定客がつきやすい | フリマやSNS 手数料やコストが高くなりやすい 客の確保・信用を付けるまでが大変 |
ポケカが転売商材として人気となった理由は、新品商品（パックやボックス）を定価で購入さえできれば、後はフリマに出品するだけでプレ値で売れたことです。
難しい査定やレアものを見抜く力が不要で、ただ横流しで利益がでたので本当に簡単ですね。
仕入れの話ですが、ショップの場合はお客様が商品を持ち込んでくださるので、自動で商品が安価で集まっていくものの、個人の場合はとにかく掘り出し物を時間を使って見つけなくてはならないので、そこが本当に大変。
販売も個人ではフリマを利用することが主で、そうなると販売手数料をフリマ側に払わなければいけませんので、二重で条件が難しいんですよね。
ただ、それでもちょっとしたコツで利益を出すことはできるので、私が利益を出していた手法を次項目で解説します。
実体験：転売で月100万円の利益を出した手法
あくまで私の実体験での話ですが、実際に利益100万円を出した手法をお伝えします。
もちろんこれが正攻法というわけではないですし、全てでもありませんので、あくまで一例として参考程度にしていただければ。
販売ルートはおちゃのこネットを活用
販売ルートは「おちゃのこネット」というネットショップを作れるWEBサービスを利用しました。
フリマを使っては手数料を取られてしまうので、ネットショップなら掛かる経費を大きく節約できます。
またネットショップサービスも複数あるなか「おちゃのこネット」を利用したことにも理由があり、それはカードショップ大手の「カードラッシュ」など複数の業者が利用しているプラットフォームだからです。
カードショップが使っている機能をそのまま使えること、そしてデザインやUIを似せて作れるためトレカの購入層に馴染みがある環境で販売できると、これは大きなメリットです。
集客はX(旧Twitter)
メルカリなどフリマアプリは膨大な利用ユーザーがいますので、出品するだけで自然に売れていきますが、ネットショップではそうはいかず、自分で集客を行って来店（アクセス）してくれる方を増やす必要があります。
そこでX(旧Twitter)の出番で、トレカに関するつぶやきからはじめ、プレゼント企画、トレカの高価買い取り募集、格安での譲渡などを行い、一定の顧客を集めた段階で実際の販売へと移行。
オリパ・シングルで利益率と満足度を調整
販売ではメインの商材はオリパです。
オリパの説明は割愛しますが、今やどのカードショップでも人気商品として置いていますよね。
販売側のオリパの魅力は、当然「高利益率」です。
シングル販売だと「利益率を上げる＝商品の販売価格を上げるか仕入れ（買い取り）価格を下げる」という構図であり、あまりユーザーの評判は良くなりません。
しかし一方でオリパの場合、場合によっては30%以上の利益率の商品を組んでも、顧客の満足度も高いといった状況も起こり得るんですよね。
当たり前ですが、当たりを封入しない詐欺行為や、あからさまに満足度の低い商品を提供してはだめですよ。
ここでの満足度というのは、コンセプトをしぼったオリパや、ハズレても笑えるような企画であったり、とにかく何を引いてもおもしろいと思わせられるかが重要。
たとえば「ピカチュウ限定オリパ」だと、ハズレてもピカチュウがでます。安価なものでもそういった企画ものであれば、一切興味がないカードが来るよりは納得感も高くなります。
タクミ遊戯王だとレリーフ限定や20thレア限定など。とにかく縛りを使って魅力的に演出するんです。
オリパはとにかく常に利益率（還元率）を意識しデータ化しながら各商品を売っていく。シングルは大きな利益率は乗せられないものの「レアもの」は客寄せになるので定期的に仕入れて出品しておく。これを繰り返しましたね。
鑑定品で利益率増を狙う
私がこの事業をやっていた頃は鑑定品ブーム。
トレカにはPSAやARSといった鑑定機関があり、真贋判定はもちろんカードの状態を見極めてラベリングしてくれるサービスが存在。
客観的に見て「このカードはキズがない美品です・偽物でもありません」と評価を受けたカードは、素の状態よりも取引価格は跳ね上がり、全盛期では素体の倍の値段が付くこともザラでした！
つまり自分の資産が倍になるボーナスモード状態で、それを利用したPSAオリパもだいぶ利益がでましたね。
今は鑑定品も身近になり、誰もが鑑定に出しやすい環境にもなったので飽和状態ですが。
タクミ鑑定品の偽物も多数出てきましたしね、信用度の影響で価値も低くみられる傾向に。これも逆風。
予算は500万程が目安
転売は高額商材であっても決して利益率の高いビジネスではありません。
トレカの場合は、この記事で紹介した私の手法を使っても25%～30%の利益率が平均でした。ボックス転売は良い時で購入価格の数倍に即なったりもしましたが、そもそも仕入れや確保が難しいという問題もあります。
ハッキリいいますが、個人のトレカ転売で利益率30%はかなり高い自信があり、雑にやってこの数字はでないです。
※その30%で計算し、300万円分の仕入れを行って全て売り切って利益が90万円です。
売ってる間に次の仕入れも行う必要があるので、私はおおよそ500万円程度の予算で事業を回すようにしていましたね。
トレカ転売で100万円を作ることは実際可能ですが、予算はやはり必要ですし行う作業も膨大で、私は満足感や幸福感を得られる副業ではなかったなという最終的な感想をもちました（笑）
掘り出しものや仕入れルートがあるなら可
つまり本気を出せば利益を上げられる市場であるのは間違いないですが、メインの収入源として考え取り組むのは私はおすすめできません。
ですが例えば、「掘り出し物があったら仕入れて売る」「プレ値がついてる新品商品が買えるなら転売する」この程度の取り組みであれば、お小遣い程度には十分になりますので、興味を持たれている方はやっても良いかと。
そのためにはカードショップと仲良くなったり、商材となるカードがよく入荷する店舗の情報をまとめたり、そういった情報整理が重要となります。
タクミ趣味の延長線上で考えるなら楽しい副業になるでしょう
トレカ転売をやめた理由
既にトレカ転売の魅力と大変な部分について言及してきましたが、私がなぜトレカ転売をやめたかもう少しだけ掘り下げておきます。
作業の時間が膨大である
トレカ転売はとにかく時間が掛かります。
まず仕入れですが、リピート仕入れがほとんどできません。
良い条件で売ってくれる方が安定しているわけでもなく、ましてやショップで好条件での商品に出会える確率も高くないです。
となれば、仕入れをするために常にリサーチをし続ける必要があるんですよね…。
仕入れができなければ売る商品がなくなり売り上げは下がっていきます。
空いた時間でやろうと思っていた副業が、気付けば「作業をし続けなければ利益が落ちる」状態となり、精神的にも追い込まれていきました。
また、販売する商品の検品→出品→ユーザー対応→梱包→発送も膨大に時間をとられます。
冗談抜きに15時間程度は毎日休みなくカード関連に時間を使っていて、他の副業や私生活に支障をきたすほどに。
タクミそれでも稼げれば良い！という気持ちで戦っていましたが、それも限度があります（苦笑
事業化は難しいと判断
そんなに大変なら事業化して、人を雇って作業してもらえば良いのではないか。このようにも考えましたが、それはリスクが高いと私は思ってしまいました。
結局のところこのビジネスは、仕入れや販売にしろセンスやタイミングによって成立しており、少し歯車が狂えば一気にマイナスに反転する危険があります。
オリパの企画構成や利益率管理、仕入れなどは人に任せるのは無理。
では梱包やユーザーサポートだけを外注するか？いや、それも作業時間やタイミングがまばらで、都合良く動いてくれる方もそういないわけです。
運用資金や利益の限界が見える
事業化しないとなれば、もうやれることは限界に達していました。
本来事業とは、出た利益から更に事業資金を拡大させ、さらなる利益増を狙っていくのがベストです。
しかし、作業に限界が来ている以上、仮にこれ以上良い条件で商品の仕入れができたとしても捌くことができません。つまり私は運用資金500万ほど、利益で言えば100万ちょっとくらいが、トレカ転売の限界だと判断することに。
もちろんこれ以上個人でも稼いでいる人はいるでしょうし、私の取り組み方が悪かった事もあるでしょう。
しかし、労力と対価があっていないのはもう紛れもなく私の心が感じていたことなので悔いはないです！
月収利益100万円は稼げるがおすすめはしない！
トレカ転売で100万円稼げるって聞けば「楽そう」「たのしそう」「自分もやってみたい」と思いませんか？私も最初はそうだったんですよね。
100万円がこの副業でも稼げるようになれば、自分や家族はもっと幸せになれる！そう信じていましたが、実際は全く幸せではなく、むしろ失う事が多かったです。
- 好きな時に仕事できる
- 家族や友人との時間が確保できる
- 作業に対して収入が多い
上記が私がトレカ転売…いえ、すべての副業やビジネスに追い求めるものですが、これを満たすことは残念ながらできませんでした。
トレカが好きな人はやめた方が良い？
これも良く聞かれるのでこの場で回答しますね。
結論を言えば「関係ない」です。
そもそも、私も実はトレカが大好きで現役コレクターなんですよね。
子供の頃に「マジックザギャザリング」「ポケカ」「遊戯王」「デュエルマスターズ」に触れて過ごし、大人になってからは実際に遊びはしないもののたまにコレクション用にカードを買っていました。
これを伝えると、以下のような質問をいただくようになります。
- 商品をコレクションにまわしたくならないか（販売に躊躇わないか）
- トレカを”転売”しているのはトレカ好きとは言わないのではないか
これについては私はすべて「ビジネス」と割り切って行動できるタイプですので、全く売上や作業には影響を与えなかったと思います。むしろ知識がある分、仕入れには強かったかもしれませんが。
タクミ利益を取って販売してもユーザーの反響は良く、win-winな関係を作れた感覚があるのでトレカ転売が悪とは一切思いません。
しかし、ここを割り切れずに失敗しているトレカ好きも多数見てきました。
私が実際に同じ手法をレクチャーしてあげた方もいるのですが、お客様のためと変な勘違いをして還元率の高すぎるオリパをだし続け結局は大損。
なので上記質問のような懸念点を抱えている方は、トレカ転売には向いていないかもしれませんね。
利益がでなければサービスの継続ができず、結局ユーザーに満足を届けることすらできなくなるので、バランスを取ることが大切。
今後もトレカブームは続く
間違いなく今後もトレカブームは続きます。
元々今の高騰の流れは当時業界トップだった「遊戯王」がつくり、コロナ過の巣ごもり需要で「ポケカ」が爆発。
その後「トレカはお金」の認識は根付き、そのほかカードも高値で取引されるようになりました。
この流れはもう世界での共通認識ともなり一過性のブームとは言えません。
私はコレクターに戻り販売益を上げようとは思っていませんが、今後もトレカの話題は追いかけていきたいと思います。
まとめ
今回は「実例：ポケカ・遊戯王のトレカ転売副業で月100万稼いで得た教訓」というテーマでお送りしました。
当サイトでは私自身の経験をベースにした副業情報を発信しています。
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